いよいよ5連休のゴールデンウィーク(GW)がスタートしましたね。
平日の「学校に行かせなきゃ」「欠席の連絡をしなきゃ」というプレッシャーからは解放されたものの、連休初日を終えたいま、親御さんの心には別のモヤモヤが広がっていないでしょうか。
「せっかくの連休なのに、一日中パジャマのままゲームばかりしている」
「世間の家族はみんなお出かけしてアクティブに過ごしているのに、うちはこれでいいのだろうか」
「せめて明日からは、少し生活リズムを整えさせた方がいいのではないか」
休日だからこそ、家の中でダラダラ、ゴロゴロと「何もしない」こどもの姿が目につき、親御さんとしては焦りや苛立ちを感じてしまうのはとても自然なことです。
今回は、そんな土曜の夜に親御さんを苦しめる「モヤモヤ」を手放し、こどもの姿を肯定的に捉え直すための視点をお伝えします。
何もしていないように見える「エネルギー補充期」
不登校のプロセスにおいて、こどもが一日中寝ていたり、部屋にこもったりして無為に過ごしているように見える時期は「エネルギー補充期」と呼ばれます。
この時期のこどもは、枯渇した心身のエネルギーを何とか溜め直そうと必死に身を守っている状態です。
実は国が定めた「教育機会確保法」という法律でも、不登校のこどもに対する「休養の必要性」が明確に認められています。
不登校の期間は単なる教育的空白やドロップアウトではなく、こどもが自分を見つめ直し、枯渇した心身のエネルギーを回復させるための不可欠な期間として位置づけられているのです。
この法律や指針が示す通り、こどもにとっては「家ですごしていい」「休むことは必要なこと」なのです。
「何もしないこと」が今の特効薬
世間一般の「休日にはお出かけして、有意義に過ごすのが良いこと」という基準から見れば、パジャマのまま一日中ダラダラしている姿は、不健康に見えるかもしれません。
しかし、エネルギー補充期にあるこどもにとって、今は「家で安心して何もしないこと」が何よりの特効薬であり、一番大切な仕事なのです。
「せっかくの休みなのに」という大人の時間感覚や世間の基準はいったん手放してみませんか。
こどものダラダラする姿を見たら、「今はしっかりエネルギーを溜めるという、一番大切な仕事をしているんだな」と、そのそのままの姿を肯定的に捉えてあげてください。
親御さん自身も「いい親」をお休みする連休に
そして何より、親御さんご自身もこの連休は「いい親でいなければ」という役割をお休みしていい期間です。
「こどもに何かさせなきゃ」というプレッシャーを手放し、ご自身の心を労わるための時間をたっぷりとってください。
親御さんが家の中で肩の力を抜いてホッとしている空気が、こどもにとっての最大の安心環境(安全基地)に繋がります。
「頭ではわかっても、どうしても焦ってしまって苦しい」
「連休明けのことが不安でたまらない」
もしそんな風に孤独を感じた時は、どうかご家庭だけで抱え込まずにティーンズ・プレイスにご相談ください。
単発相談などを通じて、一緒に絡まった心を整理するお手伝いをさせていただきます。
連休はまだ始まったばかりです。
今夜はどうか、ご自身のためだけに温かい飲み物でも淹れて、ゆっくりとお休みくださいね。

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