明日から5連休。「世間も休み」のボーナスタイムは、親が「行かせなきゃ」を手放すための5日間

保護者の心の整理

今週も本当にお疲れ様でした。

カレンダー通りであれば、明日からいよいよゴールデンウィークの5連休が始まりますね。

普段の金曜日の夜であれば、「あぁ、やっと週末だ。明日の朝はどうしようと悩まなくて済む」と少しホッとする反面、「でも月曜日が来たらまた……」と、すぐに次のプレッシャーが頭をよぎってしまうかもしれません。

しかし、今日から始まるのは「5連休」です。

このまとまったお休みは、不登校や行き渋りのこどもを持つご家庭にとって、ある意味で特別な「ボーナスタイム」になります。

今回は、この5連休を親御さんご自身の心を守るためにどう使うか、という視点でお話ししたいと思います。

平日の「見えない重圧」からの解放

こどもが学校に行けなくなると、親御さんは毎日、目に見えない強烈なプレッシャーと戦うことになります。

朝になれば「今日はどうするのか」とこどもの顔色をうかがい、休むと決まれば胃を痛めながら学校へ欠席の連絡を入れる。

そして日中は、「平日なのにこどもが家にいる」「ご近所さんにどう思われているだろうか」という世間の目に晒されているような感覚に陥り、肩身の狭い思いを抱え続けることになります。

不登校はこども個人の問題にとどまらず、家族全体がバランスを崩してしまう「ファミリー・クライシス(家族の危機)」でもあります。

平日の間、親御さんの心は常に「学校」という言葉に縛られ、終わりの見えない不安の中で極限のストレスを抱え続けているのです。

「世間も休み」だからこそ得られる安心感

しかし、明日からの5日間は違います。

世の中全体が「お休み」になるからです。

世間が休みであれば、平日昼間にこどもが家にいることへの罪悪感や、世間の目を気にする必要はありません。

そして何より、毎朝の「学校への連絡」という重たいタスクから完全に解放されます。

この「学校と社会が止まっている期間」は、不登校家庭にとって、周囲とのギャップによる疎外感を感じずに済む、とても貴重で平和な時間なのです。

この5日間は、親御さんが「学校」を忘れて休むための期間

連休に入ると、つい「せっかく時間があるのだから、こどもに何かさせなきゃ」「少しでも生活リズムを整えさせなきゃ」と考えてしまうかもしれません。

ですが、この5連休は、こどものために何か特別なことをするための期間ではありません。

親御さんご自身が、「学校に行かせなきゃ」「何とかしなきゃ」という役割とプレッシャーを完全に手放し、心身を休める(レスパイト)ための5日間にしていただきたいのです。

こどものエネルギー回復には、まず保護者自身が自分を責めるのをやめ、心のゆとりを取り戻すことがとても重要です。

親御さんが「いい親でいなければ」という重い鎧を脱ぎ、家の中でホッと肩の力を抜いていること。

その安心できる空気が、結果的にこどもにとっての安心環境に繋がります。

今夜は、先のことは考えずにゆっくりと

「連休明けの木曜日はどうなるだろう」と、先のことを考えて不安になるお気持ちも分かります。

でも、その不安はいったん横に置いておきましょう。

まずはこの5日間、ご自身の心にたっぷりと「余白」を作ることを最優先にしてください。

もし、「そうは言っても、連休明けのことが不安でたまらない」「どうやって休めばいいか分からない」と一人で抱えきれない時は、ティーンズ・プレイスにご相談ください。

定期的な伴走だけでなく、今の不安をただ吐き出して整理するための単発相談(60分)などもご用意しています。

5月1日の夜。

明日からの「行かせなきゃ」は手放して、今夜はどうか、ご自身のためだけに温かいお茶でも淹れて、ゆっくりとお休みくださいね。

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