近すぎるゆえの落とし穴。不登校のこどもと親の「境界線(バウンダリー)

こどもへの関わり方と実践

週の半ばを迎え、少しお疲れが出ている頃ではないでしょうか。

話題のドラマ「タツキ先生は甘すぎる!」第7話では、主人公が担当するこどもと個人的にLINEを交換するなど、「支援の距離感(境界線)」の難しさが描かれていました。

行政のような厳格な線引きではこどものSOSを取りこぼしてしまう一方で、民間のように距離が近すぎると、お互いに依存し合ってしまいトラブルになることもあります。

実はこの「距離感」の難しさは、不登校のこどもと日々向き合っている親御さんにとっても、非常に重要なテーマです。

こどもの問題にのめり込みすぎていませんか?

「この子が学校に行けないのは私のせいだ」
「私が何とかして、この子を助けなければ」

そうやってこどもの不登校を「自分の問題」として背負い込み、こどもの一挙手一投足に心が激しく揺さぶられてしまうことはありませんか。

それは、親として当然の深い愛情の表れです。

しかし、親子という一番近くて愛情が深い関係だからこそ、無意識のうちに「こどもの感情」と「親の感情」が混ざり合い、境界線が曖昧になってしまう(のめり込んでしまう)という落とし穴があります。

「境界線(バウンダリー)」を引くことは冷たいことではありません

心理学では、自分と他者との間にある目に見えない心の境界線のことを「バウンダリー」と呼びます。

不登校の対応において、「これはこどもの課題」「これは親の課題」とバウンダリーを引くことは、決してこどもを見捨てる冷たい行為ではありません。

こどもと感情を切り離し、親が自分の心(安心・安定の土台)を守ること。それこそが、こどもが感情の波に飲まれた時に、親が巻き込まれずに「安全基地」としてドンと構えて受け止めるために必要不可欠なことなのです。

親子だからこそ、間に「第三の大人」をクッションに

頭では「少し距離を置こう」と分かっていても、四六時中一緒にいる家庭内で、親御さんが一人で適切なバウンダリーを引き続けるのは至難の業です。

距離を取りすぎて突き放したようになってしまったり、逆にまた近くなりすぎてしまったりと、バランスを取るだけで疲れ果ててしまいます。

だからこそ、親子の間に私たち「第三の大人(専門家)」をクッションとして挟んでみませんか。

ティーンズ・プレイスでは、「初回相談(60分・無料)」をご用意しています。

第三者が間に入ることで、親御さんは「支援者としての重圧」を少しだけ私たちに預け、こどもとの間に適切な距離(ゆとり)を取り戻すことができます。

「距離感が分からない」「巻き込まれて苦しい」というお気持ちを、まずはそのままお話しにいらしてください。

一緒に、お互いが息をしやすい「ちょうどいい距離感」を探していきましょう。