子どもが学校を休んだとき、
多くの保護者が迷います。
「何と伝えればいいのだろう」
「不登校だと思われるのでは」
「様子見と言っていいの?」
学校への連絡は、
思っている以上に気を遣うものです。
まずお伝えしたいのは、
早めに連絡すること自体は、悪いことではありません。
1日休んだだけなら、通常の欠席連絡で大丈夫
体調不良や「今日は行きづらい」という理由で1日休む場合、
特別な説明をする必要はありません。
まずは通常通りの欠席連絡で十分です。
問題になるのは、
「続きそうだけれど、どう言えばいいか分からない」
という段階です。
続きそうなときは、ひと言だけ添える
数日続く可能性があると感じたら、
次のように“少しだけ共有”すると安心です。
例:
体調と気持ちの両面で不安定な様子があります。
しばらく様子を見ながら対応しています。
ポイントは、
- 原因を断定しない
- 学校を責めない
- でも状況は伝える
ことです。
詳細な説明は不要です。
まずは「状態が安定していない」という共有だけで十分です。
「様子見」と伝えていいの?
はい、大丈夫です。
ただし、
しばらく様子を見ています。
だけで終わらせるよりも、
家庭で状態を見ながら対応しています。
と添える方が、学校側も安心します。
学校は情報がないと動きづらい立場です。
ほんの少しの共有が、協力関係の土台になります。
避けたい連絡の仕方
不安や怒りが強いときほど、
長文になったり、断定的になったりしやすいものです。
例えば:
- 「学校の対応が原因です」と断定する
- 感情的な長文を送る
- 何も伝えずに突然長期欠席になる
これらは、対立構造を生みやすくなります。
学校も担任も、状況が見えなければ適切な支援ができません。
学校は「敵」ではない。でも、全部を任せる場所でもない
不登校初期は、
学校との距離感に迷う時期でもあります。
- すべて学校に任せる
- まったく関わらない
どちらも極端です。
大切なのは、
「情報を共有しながら、家庭が主導で整えていく」こと。
担任は日中の様子を知る立場。
保護者は家庭での様子を知る立場。
立場が違うからこそ、
少しずつ情報をつなぐことが大切です。
いつ詳しく話すべき?
1日、2日では深い説明は必要ありません。
目安として、
- 1日:通常の欠席連絡
- 3日:様子を見ていることを共有
- 1週間:一度、整理して話すことを検討
このくらいの感覚で十分です。
ただし、強い身体症状や深刻なサインがある場合は、
日数に関係なく早めに相談してください。
連絡は「報告」ではなく「関係づくり」
学校連絡は、
許可をもらうためのものではありません。
また、責任を問う場でもありません。
今の状態を共有し、
これからどう支えていくかを考えるための第一歩です。
焦らなくて大丈夫です。
でも、完全に閉じてしまわなくても大丈夫です。
少しだけ扉を開けておく。
それが、不登校初期のちょうどよい距離感です。



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