「授業参観や懇談会に行きたくない…」4月下旬の学校行事に参加できない親の罪悪感と、心の守り方

保護者の心の整理

今週も1週間、本当にお疲れ様でした。

4月も下旬に入り、学校から「授業参観」や「学級懇談会」、「PTA総会」といった新学期特有の学校行事のプリントが配られる時期になりました。

不登校や行き渋りのお子さんを持つ親御さんにとって、このプリントを見るだけでも心が重くなり、「行かなきゃいけないのかな」「でも、学校に行くのが怖い」と深い憂鬱を感じているのではないでしょうか。

今回は、この時期の親御さんを苦しめる「学校行事への参加プレッシャー」と、ご自身の心を守るための「行かない」という選択肢についてお話しします。

空席の我が子の机を見るのは、想像以上に心を削ります

「親として、最初の懇談会くらいは参加して先生に挨拶すべきだろうか」
「授業参観に行かないと、変な目で見られるかもしれない」

真面目で責任感の強い親御さんほど、このように自分を奮い立たせて無理に学校へ足を運ぼうとします。

しかし、不登校の状態にあるお子さんを持つ親にとって、学校は完全な「アウェイ」の空間です。

教室に入り、我が子の座っていない「空席の机」を見つめること。

楽しそうに授業を受ける同級生たちの姿を目の当たりにすること。

それは、親御さんが想像している以上に心を深くえぐり、すさまじいエネルギーを奪っていきます。

ママ友からの「悪気のない質問」という刃

さらに、学校行事で最も恐ろしいのは、他の保護者(ママ友)との交流です。

「あれ? 今日〇〇ちゃんお休み? どうしたの?」
「新しいクラス、どう?」

相手に悪気が全くないからこそ、この純粋な質問は鋭い刃となって親御さんの心に突き刺さります。

その場は作り笑いで適当にやり過ごしたとしても、家に帰った途端にドッと疲労が押し寄せ、涙が止まらなくなったり、動けなくなったりしてしまうケースが後を絶ちません。

「行かない」という選択は、逃げではなく「戦略的撤退」

もし今、少しでも「学校に行くのが苦しい、怖い」と感じているのなら、どうか無理をして参加しないでください。

「欠席」に丸をつけて提出することに、罪悪感を覚える必要は全くありません。

親御さんが無理をして学校へ行き、心をすり減らして笑顔を失ってしまえば、結果的に家の中の「安心・安定の土台」が崩れてしまいます。

こどもにとって一番大切なのは、親が外の世界で立派に振る舞うことではなく、家の中で穏やかに笑っていてくれることです。

ですから、授業参観や懇談会を休むことは「逃げ」ではなく、こどもとご家族の安心環境を守るための立派な「防衛策(戦略的撤退)」なのです。

先生への挨拶や状況の共有であれば、行事が終わって落ち着いた頃に、電話や個別面談などでゆっくり行えば十分に伝わります。

週末は、親子で「学校のプレッシャー」から離れて休む

今週は、水曜日・木曜日の記事で「キャラの重圧(過剰適応)」についてお伝えしてきました。

こどもも親も、外の世界で無意識に重たい「鎧」を着て、必死に頑張っています。

4月末のこの時期は、その重圧の疲れが一気に表面化するタイミングです。

「学校行事には行かなくていい」と今夜のうちに自分に許可を出し、この週末は学校のプリントも見えないところにしまってしまいましょう。

親御さん自身が心の鎧を脱ぎ、何もしない時間(レスパイト)をたっぷりとることで、また来週へ向けたエネルギーが少しずつ貯まっていきます。

「どうしても他のお母さんたちと比べてしまって苦しい」
「学校とどう距離をとればいいか分からない」

そんな風に孤独を感じた時は、どうかご家庭だけで抱え込まず、ティーンズ・プレイスにご相談ください。

都度払いの「単発相談」などで、一緒に絡まった心を整理するお手伝いをさせていただきます。

明日は土曜日。

どうかご自身をたくさん甘やかして、ご家族で穏やかな週末をお過ごしくださいね。

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