「こども同士のトラブル」で片付けられないために。いじめを疑った親が知っておきたい「重大事態」というお守り

不登校支援の考え方

思い切ってお子さんを休ませる選択をして数日が経ち、家での様子が少し落ち着いてくると、保護者の方の心には新たな疑問や不安が湧き上がってくるかもしれません。

「なぜ急に行けなくなったのだろう?」
「もしかして、学校でいじめがあったのではないか?」

そう疑念を抱いたとき、学校に相談すべきか迷う方は多くいらっしゃいます。

「先生に相談しても、『こども同士のよくあるトラブルですから』『少しからかわれただけみたいですよ』と軽く流されてしまうのではないか」と、学校の対応に不安を感じるのは当然のことです。

いじめによる不登校は「重大事態」です

もし、いじめが原因でお子さんが学校を休んでいる疑いがある場合、保護者の方にぜひ知っておいていただきたい「知識のお守り」があります。

それは、文部科学省が定めている「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」というものです。

このガイドラインでは、いじめにより相当の期間学校を休んでいる疑いがある状態(不登校)は、「重大事態」として適切に調査・対応しなければならないと明確に定められています。

また、いじめによって転校を余儀なくされた場合も同様に重大事態として扱われます。

「疑い」の段階から対応が求められます

重要なのは、いじめの事実が完全に証明されてからではなく、「いじめによる不登校の『疑い』がある」という段階から、学校には調査の実施に向けて動き出す義務があるということです。

「いじめという言葉を使っていいのか分からない」「まだはっきりした証拠がない」という状態でも構いません。

保護者の方からの「もしかしていじめではないか」という声は、学校にとって極めて重要な情報であり、調査をしないまま「いじめの重大事態ではない」と断言することはできないとされています。

この知識は「武器」ではなく、親を守る「盾」

このガイドラインの知識は、学校を攻撃するための武器として使うものではありません。

「ただのトラブルで済まされてしまうかもしれない」という親御さんの不安を和らげ、「国も『疑いの段階からしっかり対応するように』と言ってくれているのだから、安心して相談していいんだ」と背中を押してくれる、心のお守り(盾)です。

学校とのやり取りは、専門家と一緒に整理しませんか

とはいえ、不安を抱えながら保護者の方がお一人で学校とやり取りをするのは、とてつもないエネルギーを消耗します。

「どう伝えれば角が立たず、かつ適切に対応してもらえるだろうか」と悩み、疲れ果ててしまう前に、ぜひ私たち「第三の大人」を頼ってください。

ティーンズ・プレイスでは、「初回相談(60分・無料)」をご用意しています。

「もしかしていじめかも…」というモヤモヤしたお気持ちのままで構いません。

お話をお聞きした上で、学校へどのように伝えればよいか、どう連携していくべきかを一緒に整理し、必要であれば学校との橋渡しをサポートすることも可能です。

一人で不安を抱え込まず、まずは無料相談を利用して、ご自身の肩の荷を少しだけ下ろしてみませんか。

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