新学期2週目の月曜日。1週目は行けたのに「急に動けなくなった」ときの捉え方と親の心の整理

こどもへの関わり方と実践

4月12日、日曜日の夜。

新学期が始まって最初の週末が終わろうとしています。

先週の1週間、極度の緊張の中でなんとか登校できたお子さんの姿を見て、「このまま行けるかもしれない」とホッとしていた親御さんも多いはずです。

しかし、日曜日の夜になって「明日は休みたい」と言い出したり、月曜日の朝に急に布団から出られなくなってしまったり……。

そんな姿を前に、「せっかく行けるようになったのに、また振り出しに戻ってしまったの?」と、目の前が真っ暗になるような落胆と焦りを感じていませんか。

明日の朝が来るのが怖くて、眠れない夜を過ごしている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、新学期2週目によく見られる「急な行き渋り」の捉え方と、親御さんの心の守り方についてお伝えします。

「急に行けなくなった」のは、悪化ではありません

1週目は行けたのに、2週目になって急に動けなくなる。

これは不登校の初期に非常によく見られる「息切れ」のサインです。

クラス替えや新しい先生など、極限の緊張の中でエネルギーを前借りして登校していた状態から、限界が来てプツリと糸が切れてしまった状態だと言えます。

親御さんからすれば、「急に悪化した」「後退した」ように見えるかもしれません。

しかし、私たち不登校支援の専門家は、これを決して「悪化」とは捉えません。

むしろ、「家の中でようやく緊張の糸を解いて、安心して休めるようになったサイン(正常な防衛反応)」として肯定的に受け止めます。

家が「安心環境」として機能している証拠です

こどもは、外の環境(学校)で強く張りつめていた分、安心できる家庭でようやく力を抜くことができます。

もしご家庭が安心できる場所でなければ、こどもは限界を超えても休む(SOSを出す)ことができず、さらに深く心身を壊してしまいます。

月曜日に動けなくなったということは、「この家なら、ありのままの弱い自分を出しても大丈夫だ」「お母さん(お父さん)は、私が無理をして壊れてしまう前に休ませてくれるはずだ」という、ご家族への深い信頼があるからこそ出せたSOSなのです。

保護者や教員からは少し理解しにくい部分かもしれませんが、本人にとってはまさに回復の土台になる重要な一歩です。

「せっかく行けたのに」という期待を手放すのはとても苦しいことですが、「うちの安心環境がちゃんと機能している証拠なんだな」と捉え直してみてください。

月曜の朝は、理由を聞かずに休ませてあげてください

このような状態のとき、「どうして行けないの?」「先週は行けたじゃない」と理由を問い詰めたり、無理に登校を促し続けたりするのは、避けたい関わり方です。

初期段階では、本人も理由をうまく言葉にできないことがよくあります。

まずは、「先週1週間、本当によく頑張ったもんね。今日はゆっくり休んでいいよ」と、先回りして休養の許可を出してあげてください。

その一言が、こどもの張り詰めた心をスッと解きほぐし、エネルギーの激しい漏れを防ぐ一番の防波堤になります。

日曜の夜、不安で眠れない親御さんへ

とはいえ、「このままずっと行けなくなったらどうしよう」と、日曜の夜に一人で悩んで眠れなくなるのは親として当然のことです。

そんな時は、ご家庭だけで抱え込まず、ぜひティーンズ・プレイスにご相談ください。

私たちは、こどもへの継続的な伴走と同時に、保護者の方が孤立せず落ち着いていられる環境づくりを何よりも大切にしています。

「月曜日の朝の対応をどうすればいいか、一緒に整理してほしい」
「まずは保護者だけで、必要な時だけ相談に乗ってほしい」

そのような方に向けて、都度払いの単発相談(60分)もご用意しています。

明日の朝のことは、いったん横に置いておきましょう。

今夜はどうかご自身を責めず、温かいものでも飲んで、少しでもゆっくりお休みくださいね。

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