朝、起きられない。
「今日は行きたくない」と言う。
たった1日でも、保護者にとっては大きな不安です。
「これが不登校の始まり?」
「何日休んだら不登校になるの?」
「このまま休ませていいのだろうか」
そんな思いで検索されているのではないでしょうか。
まずお伝えしたいのは、
1日休んだからといって、すぐに何かが決まるわけではないということです。
少なくとも1日は、様子を見て大丈夫なことがほとんどです。
「様子を見る」とは、何もしないことではありません
ここで言う「様子を見る」は放置ではなく、
本来の意味での“見守り”です。
様子を見るとは、
- 昨日より眠れているか
- 食欲はあるか
- 表情はどうか
- 家ではどんな様子か
- 朝の反応は強い拒否か、迷いか
そうした“状態”を静かに観察することです。
子どもは、急に不登校になるわけではありません。
多くの場合、小さなサインが積み重なっています。
だからこそ、慌てて結論を出すよりも、
まずは状態を見ることが大切です。
様子を見てよいことが多いケース
次のような場合は、1〜2日様子を見ても大きな問題にならないことが多いです。
- 前日まで普段通りに過ごしていた
- 行事やテスト後など、明らかな疲れがある
- 「今日は休みたい」と本人が言葉で伝えられている
- 家では落ち着いて過ごせている
- 休んだことで安心している様子がある
この場合は、無理に結論を出さなくても大丈夫です。
むしろ、安心できる一日になることが、
その後の安定につながることもあります。
早めに動いたほうがよいサイン
一方で、次のような様子がある場合は、
少し早めに整理や相談を考えたほうがよいかもしれません。
- 眠れない日が続いている
- 強い頭痛や腹痛などの身体症状が頻繁に出る
- 「消えたい」「いなくなりたい」などの言葉がある
- 家でも笑顔がほとんどない
- 保護者が「いつもと違う」と強く感じている
日数よりも大切なのは“状態”です。
3日でも落ち着いている子もいれば、
1日でも強いサインが出る子もいます。
「何日休んだら不登校ですか?」
よく聞かれる質問です。
実は、不登校は日数だけで決まるものではありません。
一般的には「年間30日以上の欠席」が目安とされることもありますが、
初期段階ではそれほど機械的に考える必要はありません。
目安としては、
- 1日:まずは様子を見る
- 3日:状態を少し丁寧に観察する
- 1週間:一度整理や相談を考える
という感覚で十分です。
ただしこれはあくまで目安です。
一番大切なのは、子どもの状態と、保護者の直感です。
焦らなくていい。でも、放置でもない。
不登校初期は、とても揺れる時期です。
「休ませるのが正しいのか」
「無理に行かせないほうがいいのか」
どちらも一理あります。
でも、どちらも万能ではありません。
だからこそ、
焦らなくていい。
でも、何も考えないわけでもない。
静かに観察し、必要なら少しずつ整理していく。
それが「様子を見る」ということです。
もし今、迷っているなら、
まずは今日一日を安心して過ごせるかどうかを見てみてください。
そして、数日経っても不安が続く場合は、
一人で抱えずに整理する時間を持つことも大切です。
不登校は短距離走ではありません。
早すぎる結論も、放置も必要ありません。
その子に合ったペースを、一緒に見つけていくことが大切です。



コメント