カテゴリー:価値観・思うこと
すべてを許す必要も、すべてを受け入れる必要も、すべてを知ろうとする必要もないよ。
こんばんは、鷹れんです。
最近、いろいろなことを考えます。
私にはコンプレックスがたくさんあって、これまでいろいろな方法で克服しようとしてきました。克服できた部分も、できなかった部分もあります。
たとえば「人見知り」はだいぶ克服してきたものの一つです。
今でも人との関わり方については考え続けているし悩むこともあります。けれど以前よりもずっと「人との繋がりのあたたかさ」を感じれるようになりました。苦手だった「複数人でのコミュニケーション」も、今では自分なりのペースで向き合うことができています。
他にも伝え方や言葉の選び方は私なりに長い間考えてきました。
苦手な食べ物もだいぶ減らしたし、以前は英語を見るのも嫌だったのに今では洋楽を好んで聴くようになりました。
私が苦手を克服しようとする理由
昔からずっと「なるべく苦手なものは無くしたい」と考えてきました。
それは、ある種の危機感のようなものからでした。
できない私は捨てられる。
「私そのものの価値」を認められたことの無かった私は、ずーっと「自分に付加価値をつける」ことでしか自分の価値を見出すことが出来なかったのです。
○○ができるから私には価値がある、○○をやっているから私はここに居ていい、○○ができないから私は愛されない……「できない」私を許すことができませんでした。「したくない」とか「こっちを頑張りたい」とか自分の意思はあまり考えていなくて、私にとっては常に「必要とされるかどうか」「役に立っているかどうか」「捨てられないかどうか」が重要だったのです。
しかし、たくさんのボランティア活動をやってきて、少しずつ変わってきました。
「苦手なものは少なくしたい」という意思は変わりません。ものごとに対しても、人に対しても、「苦手」「嫌い」はなるべく無くして生きていきたいです。どうせ付き合わなきゃいけないのなら、苦手なこと・人と付き合うよりも好きなこと・人と付き合うほうが楽しくありませんか?
食わず嫌いはしたくないし、今苦手なものもいつか得意とは言わなくとも「平気」くらいにはなれればと思っています。でも根本にあるのは、以前のような「焦燥感」「危機感」ではありません。
知的好奇心、とでも言えばいいのでしょうか。
もっと得意なものを増やしたい。できることを増やしたい。いろいろなものを知りたい。いろいろな人と仲良くなりたい。たくさんの人と話したい。たくさんのことにチャレンジしたい!
「できなきゃいけない」ではなく「できたらいいな」「できるようになりたい」と、自分の興味・関心・感情にあわせて行動できるようになってきました。
すべてを許す必要も、すべてを受け入れる必要も、すべてを知ろうとする必要もない。
もちろんやらなきゃいけないこともあります。夢を叶えるために、本当にやりたいものをやるために一旦「やりたくないこと」をやるような場面もあります。
けれど、「すべてをやらなくちゃいけない」わけではありません。
苦手なことはまわりの人に任せたっていいし、むしろ得意な人に頼んだほうがはやいかもしれません。
苦手な人も苦手なことも減らしたいけど、きっとゼロにはなりません。
「いつまでたってもあれが出来ないまんまだ」って思い悩んでしまうより、「合う人との時間」を大切にしたほうがいいんじゃないでしょうか。
最近やっと人に頼みごとが出来るようになって、じょじょに「自分のやりたいこと」の時間をきちんととれるようになってきました。
まだまだ人並みとは言えないかもしれないけれど、それも少しずつやっていければと思います(*´`)
鷹れん
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