カテゴリー:価値観・思うこと
病気になりたがる子供達
うつ度診断
こういうものがネット上には多々存在します。試してみたことのある方も多いでしょう。
それで診断された、「重度のうつ状態です」という結果が出ている画面のスクリーンショットをSNSに載せる子供達。(本当は違うだろうよ、と思うこともありますが)突然、自分はうつ病だと色々な人に言いまくり始める子供達。自分の過去に、そうそうたる(?)精神疾患歴などなどを置いて、それを多くの他人に言う子供達______
もしかしたらそれらは真実なのかもしれませんが、私には疑問に思うところがあります。何故、不特定多数の人が見るところ(SNS)で言うのか?様々な人に、身の回りの人に、自ら言うのか?
自分に近しい人であれば特に、私は知られたくないと思うのですが…私だけなのでしょうか
もし、その子供達が本当にうつ病や精神疾患を持っていたとしても、何を求め多くの他人に言うのか?
それについて、少し考えてみたいと思います。
1、気にかけてほしい。自分には貴方たちとは違う、ハンデがある、だから気にかけてくれ優しく接してくれという意味が含まれているのかもしれません。
2、自分は頑張っていると認めてほしい。自分にはこういうハンデがあって生きるだけでも大変だけれど、日々こうやって頑張ってるんだよ、という意味があるのかもしれない…
3、気付いてほしい。1と同じ感じですが、気丈に振る舞っている自分にもこんな闇がある。気付いて、助けて、という意味
…これくらいしか思い浮かばなかったのですが…どうでしょうか。入院したクラスメートを羨ましがる、というのもこういう理由からなのではないでしょうか。そう考えると、自傷行為をしてその傷を沢山の人に見せるというのも、同じ理由からなのではないでしょうか。
これらは、本当に精神疾患を抱えている方々からすると不快だと思うことも少なからずあるでしょう。でも、擬態うつという名前が付くくらいそんな人々は多いのです。大人だけでなく、子供にも…
かつてのブログにも書きましたが、子供は何も考えていない、いつも元気なちゃらんぽらんではないのです。だからこそ、大人と同じように悩むし時にはそれを他人に言いたがるのでしょう。
今のこのご時世、大人でも子供でも、本当に疾患を抱えているわけではない「擬態」に対し、「不快だしただの甘えだ」と完全に切り捨てることができない、切り捨ててはならない世の中になっているのではないでしょうか。
あくまで、私個人の意見です。不快に思われた方いらっしゃいましたら本当にすみません。
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全1件のコメント
kuaちゃんのブログ本当に考えさせられちゃった。
私も中学生くらいの頃はよくうつ秒診断とかやってました。
重度のうつって書いてある画面を見て、「自分はうつだから動けなくて仕方ないんだ」ってホッとした自分もいたかな。
今はその頃よりSNSが発達して小・中学生でもTwitterとかできるようになったから、みんなに診断結果を見せることで
「自分はこんなに苦しいのにわかってもらえないんだ!」「誰か助けて!」って訴えかけているんだろうな…と思ったよ。
長文ごめんなさい。考えさせられられるブログをありがとう。・°°・(>_<)・°°・。