Our days ~卒業後夜~

 

卒業式の今日は、春の嵐の日だった。

吹き荒れる風。水たまりだらけの通学路、ぐちゃぐちゃなグラウンド。

でも、雲の途切れた間からのぞく空は、すべてを洗い流したように清々しい青空で。思わず微笑んだ。

 

 

卒業式1時間前。これが最後とばかりに友人とバカみたいに大騒ぎして笑った。離れることが淋しくて仕方がなかったけれど、親友の落書きのくまモンをみて大笑いして。おかげで涙はふっとんだ。

 

 

卒業式。長い校長祝辞も、これが最後だからとちょっと真剣に聞いてみる。祝電披露のときには、意外な送り主の名前を聞いて思わず笑いをこらえた。退場の時だけは、泣きたくなったのを頑張って我慢して。

そうして、私は高校を卒業した。

 

 

 

卒業式1時間後。クラスでの最後のSTが終わり、卒業アルバムの寄せ書きの続きを書いた。油性ペンではっきり、ひとりひとりへメッセージを書いて。卒業アルバムを持ってきてなかった私は、持ってたメモ帳にひとりひとりメッセージをもらった。たった1日で埋まった、数ページのメモ帳。失くしたくない、宝物。

 

 

卒業式2時間後。久しぶりの部室。後輩たちとたくさんのお菓子を開けては食べて。写真を撮ったり、黒板に落書きしたり。それはいつも通りの部活の風景で、もうこの先一生見ることは叶わない風景で。この部にいた時の思い出は決して消去なんてできない。

 

 

卒業4時間後。友達と一緒に歩く、最後の通学路。いつも通りにたくさん話をして、いつも通りにバイバイって別れて。でもそのいつも通りも最後なんだと、実感も持てないままに淋しさを感じていた。

 

 

卒業5時間後。初めて卒業証書を披露したのは、大好きなおばあちゃん。一緒におやつを食べながら卒業アルバムをめくる私の前で、おばあちゃんは「おめでとう」と目を細めていた。

 

 

 

 

 

私は、高校を卒業した。

 

 

 

 

 

 

たくさんの思い出は尽きないけれど、

たくさんの感謝は尽きないけれど、

 

当たり前の日々に最後のチャイムを鳴らさなくちゃ。

 

 

 

 

私は絶対に忘れない。

この当たり前だった、辛かったけど楽しかった日々を。

 

 

遠くでも届く様にエールを送っていくから、

 

だから、変わらないその笑顔で、いつかまた絶対に会おう。

 

 

 

 

 

いつかきっと会うから、サヨナラは言わないでいよう。

 

 

 

 

 

 

その時まで、キミに幸あれ。

ただそれだけを胸に願っていよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあね。

また明日。

 

 

 

 

 

 

 

大切な親友たちへ。

 

 

雪灯より。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今、あなたは心の底から笑えていますか。 今、あなたは想いをわかりあえる人がいますか。 今、あなたは幸せですか。 私はなかなか人に気持ちを伝えることができず、抱え込んでばかりです。 ここでは素直に...

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