ひとつの気持ちを抑え込むと、ほかの気持ちも見えなくなる。

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こんばんは、たかれんです(*´`)

「さびしい」
「つらい」
「ひとりにしないで」
「おいてけぼりにしないで」
「わたしをむししないで」

これらは、小学生のときからずーっと抑え込んできた言葉です。

小学二年生くらいのとき、こわい夢を見ました。
当時、ひろい和室に家族四人(父、母、兄、私)が並んで寝ていたのですが、父は仕事で遅く、母と兄も遅くまで起きていたので、私はひとりで眠ることが多かったのです。
家族四人分の布団が並べられた部屋は、ちいさな私にとってはおおきすぎて、いつもリビングからほんのすこしだけ聞こえてくる母と兄の話し声が、妙にむなしく頭に残りました。
こわい夢を見て、涙を一筋流しながら起きて、でも真っ暗な部屋には誰もいなくて。こわくてさびしくて誰かになぐさめてほしくて、かすかに聞こえてくる二人の笑い声とテレビの音を追いかけて、私はリビングへ行きました。

すると、母は怒ったのです。子供は寝るべき(と我が家では考えられていた)時間に起きた私のことを。
「夜更かししたらどうせ学校休むでしょうが!」「お兄ちゃんはもう五年生だからいいの!あんたはまだ二年生でしょ」「お兄ちゃんは二年生のときにはひとりでも寝れる子だったよ!」
そんなことを言われて、私はリビングを追い出されてしまいました。

当たり前にできるはずのことができなくて、迷惑をかけてしまって、そんな自分が嫌で、苦しくて、たぶんその夜は泣きつかれて眠りました。

私の両親は、私に時間を割かない人でした。
兄が熱を出すと、兄の好きなごはんが出ます。リビングのソファに好きに座り、好きなテレビを観て、好きなアイスを食べ・・・。
しかし私が熱を出すと、ずっと寝室の布団の中でした。リビングに降りても父は仕事兄は学校母は買い物、咳をすると「わざとっぽい」「そうやってアピールして」と嫌味を言われ、食事だって「普通のごはんが食べられないなら自分でつくりなさい」でした。

そんな家族の中で育った私にとって、「さびしい」とか「かまってほしい」なんていう感情は、ただただ邪魔でしかなかったのです。そんなことを思っても満たしてくれる人はいなかったし、親以外の人に求めることなんてできませんでした。

その気持ちを出してみたら、ほかの感情も見えてきた。

先日、何人かのかたに、上で書いたようなことを話しました。
するとある人が「れんちゃんで状況説明だけだよね」と言ったのです。
親になにを言われたとか、どういう環境だったとかは話すけど、そのときどう感じていたのかとか、そのときどうしてほしかったのかとかは話さないよね、と言うのです。最初は「そうかなぁ」と腑に落ちなかったけれど、だんだんと「だって出してもしょうがなかったしなぁ」という気持ちにかわって、最終的に「出してもいいのかなぁ」という気持ちになりました。

そして、「さびしかった」という気持ちを出してみました。

すると、なんと、泣いてくれる人がいたのです。
そのときには私含め何人かの人が話をしていたから私の話だけではないと思うけれど、何人もの人が私に対してあたたかい言葉を送ってくださいました。

「さびしかった」という気持ちを出したとき、あることに気が付きました。
ほかの気持ちも、見えてきたのです。

さびしいと言えた安心感。
その安心を感じることのできたことへの喜び。
受け入れてくれるまわりの人への「ありがとう」という気持ち。
これまでがんばってきた自分への「ありがとう」という気持ち。

「さびしい」という気持ちを抑え込んだままでは、私はこんなにステキな気持ちが自分の中にあることに気が付けませんでした。

改めて、あのとき私の話を聞いてくださった方々、受け入れてくださった方々、そう私が思えるようになる理由になった、これまで出会ってくれた皆さんに感謝です。

小学生のときの私へ。
気持ちを大切にしてあげられなくてごめんね。

これからは、「さびしい」も「ありがとう」も「うれしい」も「くるしい」も、大切にしていきたいです。

鷹れん

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全1件のコメント

  1. さつき 2016/11/30 19:27

    ひとつの気持ちをおさえこむとほかの気持ちもみえなくなる。
    これはそのとうりだと思います。
    私は気分の波が激しかったとき、自分のことを調節しなきゃいけないと思い楽しい気持ちにまでふたをしてしまったことがありました。
    でも、そうするとほかの気持ちもみえなくなってしまいかえって辛くなってしまったんです。
    鷹れんさんも気持ちの波が激しくて悩んでいるんですよね。
    どうか楽しいときは思いっきり楽しんでくださいね。

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