手のかからない子は記憶には残らないらしい

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先日、兄が体調を崩したときのこと。母とこんな会話をしました。

「そういえば鷹れんは子どもんときから体調崩したりしないよね」
「だいたい寝込んでも一日経ったら熱ひくからね」
「鷹れんは昔から手のかからない子だったわ」
「へえ?」
「お兄ちゃんは風邪ひいたりアレルギーあったり大変だったんだけどね。『手のかからない子』って、記憶に残らないのよねー

・・・どうやら、手のかからない子は記憶には残らないようです。

家族を見て自分のポジションを判断する子どもだった。

赤ん坊のときは分かりませんが、物心がついた頃には既に「まわりを見て自分のポジションを判断する」性質が染み付いていました。
兄は昔から体が弱くて、対して私は体調を崩しても一日二日、むしろ半日程度で復活するような子どもでした。
父は仕事ばかりで帰ってこず、帰ってくるとしても深夜に帰ってきて早朝に出かけるので顔を合わせることはほぼありませんでした。そして母は私のことは「手のかからない子」と判断したのか病弱な兄にかかりきり。
そこで「お兄ちゃんばっかりうらやましい!」なんて思ったらまだ健全な末っ子だったのかもしれませんが(笑)、当時の私は「みんな大変なんだから私がガマンしなくちゃ」と考えました。
そうして私はすくすくと「手のかからない子」として育てられて「手のかからない子」として生きていきました。

その影響かどうかはわかりませんが、私は学校でも別の場所でも「いい子」として立ち回るようになりました。人が嫌がりそうな役割があったらするっとやっておく。体調の悪そうな子がいたらそっとフォローしておく。別にそれらは「いい子として生きなければ」と思いながらしたことではなく、単純にやりたかったからやっていただけなのですが、これが行き過ぎると「AとBどっちがいい?」と訊かれたときに「相手が求めている回答はどちらだろうか」なんて余計なことを考えて逆に答えられなくなってしまう、なんてこともありました。

別に親の記憶に残りたくて生きてきたわけではないし、親が兄の看病に専念できたならそれはそれでいいんだけれど、正面きって「記憶に残らない」って言われてしまうとなんだかむなしいです(^^;)

母親が体調崩したときに洗い物・洗濯・愛犬の世話諸々を自分のやらなきゃいけないことと両立させながら不器用なりに必死にやったことも、
受け取った言葉でひどく傷つきながらも毎年母の日父の日にはささやかながら感謝して贈り物をしていることも、
ぜんぶぜんぶ、この人は覚えていないんだろうなぁ。忘れてしまうんだろうなぁ。
そんなふうに考えたら、まるで私は誰の心の中にも居場所はないひとりぼっちの人間のような感じがしてしまって、そりゃ生きてる人はみんな極論で言えば孤独で独りぼっちなんだけど、それでも誰かの心の中にいれたり誰かと一緒にいるからこそ今日も笑顔で生きられるんじゃないかなって、うん、なんだか、涙がこぼれてしまうというか。
かなしかったです。

鷹れん

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