マンガは読書じゃない。という意見に対する持論

マンガ、小説、エッセイ、図鑑、写真集、詩集……世の中には、いろいろな“本のかたち”があります。
よく「読書」というと、小説やビジネス書などを読むことでありマンガや絵本は含まれない、という意見を耳にします。確かに、普段「読書をしている人」というのを脳内でイメージしたときにその人がマンガや絵本をめくっている姿は想像しにくいかもしれません。きっとほとんどの人は、文庫本などを想像するのではないでしょうか。

けれど私は、マンガでも、エッセイでも、図鑑でも、絵本でも、詩集でも写真集でも雑誌でも、「読書」は成立すると考えています。

読書は苦手、とうい考え方について

私が高校生のとき、クラスメート30人のうち日頃読書をしている姿を見かけるのは2,3人程度でした。休み時間に自分の席で文庫本に没頭していると、「鷹れんってマジメだね~! 私はできないやぁ」なんてよく声をかけられたものです(^^;)
学校の図書室は常に閑散としていて、放課後でも平均5人程度、8人いて多いほうでした。

クラスメートと話すときの話題はほとんどがドラマやバラエティかテストのことか次の休みのことで、なにかについて深く語らうことはもちろん、読書なんて話題の隅っこにもでてきやしませんでした。

でも私だって、常に小説を読んでいたわけでもありません。
言ったとおり、マンガや詩集でも読書だととらえているからです。マンガを読むときだってあるし、懐かしい絵本を気まぐれに読み返すことだってあります。

私が今期にたてた「1年で100冊本を読む」という目標(LINK:ブログ「一年で100冊本を読もうと思います。」)も、もちろん絵本やマンガ込みです。
実際には読みたい本(この場合はノウハウ本だったり小説だったり)が多すぎてマンガを読む暇さえありませんが(笑)、私は「マンガを読むのは子ども」とか「大人の読書といったらビジネスに関する本が普通」みたいな考えは一切もっていません。

「イラスト」はイメージの手助けをしてくれる

そもそもマンガ・絵本と小説・ビジネス書などの明確な違いはなにかというと、「イラスト」ですよね。
私たちは「イラスト」というものからさまざまなことを想像することができます。

例えば、下のイラストを見てあなたはどんなことを想像しますか? ちょっと、考えてみてください。季節や時間帯、人、日常でのシーンなど、なんでもかまいません。

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・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・、はい。想像できましたか?

まずは、ちょっと「私が想像したこと」を書きますね。
公園で明るいのに人がいないから、多分子どもたちは学校にいるお昼ちょっと前くらい。季節は夏前の春。爽やかで清々しい香りが鼻をくすぐる。きっとこの近くには住宅街や小学校があって、もう少し時間が経つと子どもたちがやってきて遊び始める。手前のベンチでは老夫婦が散歩中の休憩をとっていて、奥のほうにある広いスペースではわんこがフリスビーやボールで遊ぶ。・・・と、こんな感じでしょうか。

あくまで私の場合ですが、ひとつのイラストから、におい、まわりの環境、ここで暮らしているであろう人たち、時間帯、季節など、いろいろなものを想像しました。想像するというよりも、「読み取る」というほうが適切かもしれません。なかには、原っぱのちょっと湿ったような手触りであったり、木登りの途中で毛虫を見つけたときの「うわぁっ」って感情であったりを想像した人もいるかもしれませんね。

こういった風景だけでなく、たとえばマンガに登場する人物が下唇をかみ締めて、爪が食い込んで血がにじむほど拳を握っていたら、その人物の感情や状況を読み取るでしょう。
ひとつのイラストを見ていても、受け取るメッセージはそれぞれ違います。

私はさっきの公園を見たときに「お昼前の、まだ遊具が人を迎える準備をしている時間なのだろう」と思いましたが、別の人が見たら、「こんな明るい時間なのに人がひとりもいないなんて寂しいところだ」と思うかもしれないし、もしかしたら「遊具が滑り台とジャングルジムだけだなんて狭い公園だなぁ」と思う人だっているかもしれません。どれが間違ってるってこともどれが正しいってこともなくて、ただ単純に「その人がこの公園に持ったイメージはそれ」ってだけの話です。

これは言葉でも同じです。
同じ言葉でもある人にとって侮辱の意味になるかもしれないけれど、またある人にとっては祝福の言葉になるかもしれません。具体的に言えば、小学校の合唱祭でピアノを演奏した子に「上手だねぇ!」と言うのと、世界中で活躍するようなプロの演奏家に向けて「上手ですねぇ!」と言うのは、全然違いますよね。

ただ、本当は「言葉から想像する」というのはとても難しいことなのです。
なぜかといえば、言葉は知らないとつかえないから。

まぁイラストも、たとえばさっきのだって「公園」というものを知らなければ想像することはできないのですが、言葉として認識していなくても「広い」とか「子どもの遊び声」とか「自然」とか「ピクニック」とか、いろいろなものを連想できると思うんです。こういう明確な言葉ではなく、イメージとして。

つまりどういうことかというと、イラストは、言葉のイメージを膨らますお手伝いをしてくれるということなんです。絵本などはイラストメインのことが多いのですが、それでもやっぱりセリフなどは言葉がでてきます。

たとえば「甲子園を夢見て小学生のときから必死に野球に打ち込んできた少年が、ついに甲子園での第一投を投げる――。」というのを伝えたいときでも、言葉だけよりも、「ユニフォームに身を包んだ短髪の青年がボールを握った手をたかくかかげ、目の前のバッターを見据えている」イラストがあったほうが、より鮮明に映像が描けませんか?
私は読書をしすぎたせいか言葉だけでいろいろなことを想像してしまうのですが、とくに読書に慣れていない人や日頃しない人にとって「言葉を映像化する」というのは簡単なことではありません。
だからこそ、イラストというのは、言葉と映像の橋渡しになってくれるのです。

だから私は、マンガも、絵本も、そして写真集も、ぜんぶぜんぶ、立派な「読書」だと思っています(*´`)

鷹れん

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